東京の人気エリアである湾岸地区で、中古マンションの値下げが目立ってきました。最初の売り出し価格から実際に成約する価格までの値下げ率が1割を超えており、これまで強気の価格設定でも売れていた市場に変化が出ています。 背景には、近年の価格高騰で買い手が割高感を抱いていること、そして金利上昇(=住宅ローンの返済負担増)で実需層が慎重になっていることがあります。加えて、利回りを重視する投資家の買いも鈍り、需要の両輪がともに弱まっています。 23区全体でも2年ぶりの値下がりや都心での連続下落が報じられており、湾岸の動きは一時的な現象ではなく、高値圏の調整局面を映している可能性があります。
10月17日住宅価格の高止まりを背景に、返済期間が35年を超える「超長期住宅ローン」への関心が高まっています。毎月の返済額を抑えられる一方、金融庁は2026年9月、利用者保護の観点から超長期ローンを扱う金融機関を監視する方針を示しました。 理由は金利上昇時のリスクが大きいからです。試算では利息が1000万円以上膨らむケースもあり得るとされます。さらに、住まいの価値よりローン残高が上回る「オーバーローン」の懸念も指摘されています。 計画的な貯蓄や繰り上げ返済など、慎重な備えが欠かせません。賃貸・売買の現場でも、顧客の返済計画を冷静に点検する姿勢が重要になります。
10月17日首都圏の中古マンション市場で、価格帯による二極化が鮮明になっているという話題です。1億円を超えるいわゆる「億ション」の在庫が倍増する一方で、比較的手の届きやすい低価格帯は売れ続けているとされます。 その境目として「5,000万円の壁」という言葉が使われています。これは、住宅ローンを組む一般的な世帯の購入余力の上限がこの水準にあることを示唆するものです。 高額帯の需要が頭打ちになる背景には、金利上昇や富裕層・投資家需要の一巡、価格の上がりすぎがあると考えられます。実需層が主役の市場では、支払える金額に裏打ちされた価格帯が選ばれているのです。
10月16日